第30回 東京モーターショー 1993
平成5年10月22日〜11月5日(幕張)
不況下とはいえ参考出品車が多く登場し、気を吐いた。
東京湾レインボーブリッジが開通した、この年のテーマは「くるま、イノベーション。自由に、自然に、快適に。」。女性にやさしいモーターショーというスローガンをかかげ、乳児・幼児サービスセンター、女子トイレの増設などを行った。テーマ館「くるまはどう変化していくか」では、戦後から1975年までの52台を展示していた。一方、バブルが崩壊し長期不況のなかであったとはいえ、全出品台数の3分の1が参考出品車となっていたのは東京モーターショーならでは。コンセプトカーは安全や環境に取り組んだものが主流だが、1〜2年後には発売といった次期型モデルも目立った。また、4WDのRV系モデルが都会型に変化していったのも特徴であった。