横に2人並んで乗ることができる超小型モビリティ「eXmachina」。当面個人には販売せず、カーシェアや年間レンタルなどでの使用を想定しています。株式会社エクスマキナ・商品企画部デザイン課・シニアデザイナーの坂田秀夫さんは、「マキナカフェという店舗を地域の企業が中心となって運営し、そこにeXmachinaを置いて拠点とします。マキナカフェは弊社の親会社である株式会社フォーリンクシステムズと地域企業を中心とする運営母体がフランチャイズ契約を結び、事業を行うというシステムです」と説明してくれます。

そもそも超小型モビリティは、限られた地域内で利用されるもの。それには、拠点を持つことが必要となります。「老若男女、あらゆる人たちが集う地域密着型のマキナカフェをサービスの拠点とし、観光や近場の移動する"足"として超小型モビリティを体験していただく。そんな新しい移動のスタイルを提案しています」と坂田さん。

eXmachinaの最大の特徴は、折りたたみができること。通常は時速30kmで走行しますが、折りたたんだ状態でも時速６kmで走ることができます。「SMC の展示でも実際に折りたたみをデモンストレーションして、みなさんに見ていただく予定です。eXmachinaのもう一つの特徴はデザインです。「乗れるロボット」を目指しているその姿を注目していただきたいですね」

東京モーターショーという一大イベントに出展することで、「一人でも多くの人にeXmachinaのコンセプトカーを見てもらいたいですね」と、坂田さん。「口コミやSNSでeXmachinaの認知度が広がっていくことを期待しています」