第44回 東京モーターショー 2015

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【出展者インタビュー】三菱自動車工業株式会社

カテゴリー:連載企画 出展者インタビュー

2015.10.28

【出展者インタビュー】三菱自動車工業株式会社

三菱自動車工業株式会社では、電力会社から供給される系統電力、太陽光パネルで発電される自然エネルギー、蓄電池を持つ電動車両、これら3つの要素を結んだリビングをイメージした展示を提案します。

電動車両のある1日をテーマに、家庭でのエネルギーの流れをわかりやすく再現します。具体的には、電動車両のアウトランダーPHEVが搭載する大容量電池に、夜間の安い電力や太陽光パネルで発電した電力を蓄電。家庭での電気を経済的、効果的に使用するための提案をします。このように電動車両と家庭をつないで、総合的な電力供給を行うことを「V 2 H」(Vehicle to Home)と呼んでいます。

「近年、災害への備えや環境意識の高まりに対応する手段のひとつとして、V2Hの普及が急速に進んでいます。停電などの災害時、電動車両からの電気を住宅に供給したり、夜間の安価な系統電力を電動車両に蓄えることでピークシフトも可能に。さらに太陽光発電と組み合わせて蓄電することで、供給が不安定になりやすい自然エネルギーを安定して使うことができるようになります」と同社電動車両事業本部技術戦略部主任松岡亘さん。

再生可能エネルギーを最大限生かすためにも、V2Hは欠かせないと言います。さらにV2Hを発展させたV2B(Vehicle to Building)やV2C(Vehicle to Community)では、その効果がより大きくなっていきます。

「太陽光発電が普及しているドイツでも、V2Hは非常に高い関心を持たれています。停まっている電動車両の有効活用は、今後、世界的に広まっていく分野であり、当社としても積極的に取り組んでいくつもりです」

現時点で実際に利用できるV2H技術をわかりやすく展示したブースで、クリーンエネルギーの有効活用について知識を深めてみませんか?

【出展者インタビュー】三菱自動車工業株式会社