カテゴリー:連載企画 出展者インタビュー
2015.10.19
自動運転という言葉からは、人は何もしなくてもクルマがすべて運転してくれるというイメージを抱きがちです。「もちろん、いずれそういう時代が来ると思いますが、現段階の市販車でも、自動運転につながるかなり高い技術がクルマに搭載されています」と特定非営利活動法人ITS Japan専務理事の天野肇さんは語ります。
例えば、衝突を回避する自動ブレーキや車線のはみ出しを自動的に戻す技術などはすでに実用化。「今、まちを走っているクルマに、自動運転につながる技術が搭載されているのが当たり前になりつつあるのです」
現代社会において、我々は少子高齢化、災害対策などさまざまな課題を抱えています。「それらの問題を解決する対策のひとつとして、非常に重要な役割を担っているのが"交通"です。なかでもITS(Intelligent Transport Systems)の技術が、社会全体にどんなことを貢献できるのか、これからも考えていきたいと思っています」
また、次々と先進技術が生まれる自動運転では、グローバルに各国が協力して技術開発や制度、規制などの足並みをそろる取り組みも行われています。「国際連携が強まる中で、日本の技術力の高さをアピールしていくことも大切だと考えています」
現在、そして未来の自動運転の姿を、ぜひ展示ブースで確かめてみてください。
【出展者インタビュー】特定非営利活動法人 ITS Japan